リスティング広告を出稿すると同じ広告欄の検索結果に「競合」が出ることが多いでしょう
同じ検索欄に掲載されるという事は、
ユーザーはその中から「比較検討」をするので
企業は選ばれるために
「その広告欄での優位性」が必要となります
Googleリスティング広告では競合分析ができて以下の事を分析できます
・今回はまずどこが広告内でのライバルなのか
・競合はどの程度広告を出しているのか
・自社との広告の掲載の順位はどうなっているのか
その「競合の分析方法」についてご説明いたします
どこで確認するのか
Google広告アカウント内の
「オークション分析」で競合分析を確認ができます
「キャンペーン」・「グループ」・「キーワード」毎に確認可能です。
分析を行う場合は
「キーワード」から1つずつ確認する事をお勧めします
「キャンペーン」と「広告グループ」の場合だと、
その中の全体の数値になってしまうので、
「キーワード」が多い場合は正しい数値が取れません。
指標の読み方
競合分析の指標は上記の赤い部分の項目です
表示URL ドメインが競合の企業
ここに競合のURLが表示されます。
そしてこの競合の右側に各指標の数値が出てくるので、
そこで自社とその企業の分析が行えます
指標の解説
インプレッションシェア
「実際に広告が表示された回数」を「広告が表示される可能性(予算は品質スコアなどが原因で表示されなかった)推定の回数で割った数値」です。
広告が実際に表示された回数が8回。しかし実際には40回は広告表示が可能だったが、予算やGoogleからのスコアが低かった為に表示されなかった場合、
8÷40=0.2で20%となります
重複率
自社の広告と他社の広告がどれくらい一緒に掲載されたかの割合です
自社が広告20回表示されて、他社と広告が同じ検索欄に10回表示された場合
10÷20=0.5
重複率50%となり、2回に1回は検索欄に同時に掲載されています
上位掲載率
他社の広告の掲載の位置が自社の広告の位置よりどのくらい上位に掲載されたかの割合です
この数値が高いと、他社の方が自社より広告掲載が上位に多く掲載されていることになります。
上掲載率8%の場合
自社の広告100回表示して8回自分の広告より掲載が上であった事になります
ページ上部表示率
広告の掲載位置が上位の位置「検索バーのすぐ下の欄(自然の検索結果の上)」に掲載されたの割合です
ページ上部表示率60%の場合
広告が10回表示された時に、6回は広告の掲載位置が上位に掲載された事になります
ページ最上部掲載率
広告の掲載位置が一番上に掲載に掲載された割合です
ページ最上部表示率20%の場合
広告が10回表示された時に、2回は広告の掲載位置が上位の位置の一番上に掲載された事になります
優位表示シェア
自社の広告は表示されて、他社の広告が表示されなかった場合や他社より上位に掲載された割合です。
優位表示シェアが40%の場合
自社の広告が10回表示され、その中の4回は他社の広告は表示されなかった可能性があります
他社との比較なので、自社の欄には「重複率」「上位掲載率」「優位表示シェア」は表示されません
大事なのは「重複率」
この多くの指標がある中で一番にどこを確認すればいいかというと
それは「重複率です」
重複率は競合とどのくらい同じ検索欄に表示されたかの割合なので、この数値が大きい競合が一番のライバルになります
リスティング広告の上位掲載枠は4組なので、自社を除いて「重複率が高い3社」を分析しましょう
他の指標は「広告予算」と「Googleの評価」で改善
広告予算を上げて広告の露出(インプレッションシェア)を上げる事ができます。
またGoogleの評価を改善する事によって掲載の位置の上位率も大きく上がるでしょう
しかし、広告予算は会社によって違うので、予算をただ上げるのではなく
まずは予算を上げなくてもGoogleの評価を上げて指標を改善する施策を立てましょう
競合分析で戦略を立てる
ユーザー情報の確認
競合を分析する前にまずは自社のターゲットにしっかり配信しているか確認する必要があります
Google広告は広告を表示したユーザーの情報を取得できます
広告を出したユーザーが自社の想定したユーザーに相違がないか確認しましょう
重複率の高いサイトを確認
まず任意の期間を設定して、ライバルを特定します
そして今回の競合分析を用いてライバルのページを確認して戦略を練ります
優位性をアピール
ここでこの競合他社より優位なサイトに改善してアピールしましょう
デザインの仕方はデザイナーそれぞれですが、弊社の場合は、この広告から得られるデータと「競合分析」をまとめて
最適化されたランディングページを作成します。
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