Googleのリスティング広告で得られる情報の一つに
広告が表示されたユーザーの検索語句(実際に検索欄に検索したワード)を取得ができます
本来は広告の最適化に使われるデータですが、会社の売上アップに活かせる「金の卵」になりえます
その活用方法は2つ。データを元に
・ターゲット正確性と本当のニーズがわかる
・「ブログの記事」にして、新規客の流入経路を作る
今回はGoogleリスティング広告を行った方で、
本当のニーズを取得して売り上げをさらに上げたい方に向けて
具体的にどのように活用するのか、そのやり方についてご説明します。
<※リスティング広告についてまだよくわからない方は>
「検索語句」とは
最初にちょっとふれた通り
実際に検索欄に入力した言葉です。
「検索語句」というと難しい言葉になりますが、シンプルに「なんて検索バーにいれたか」です
例
・リスティング広告とは
・リスティング広告 代理店 おすすめ など
Google広告は検索語句を確認できる
上記は弊社のクライアントの接骨院様の広告での検索語句です
Google広告は「自身の広告が表示された時」の検索語句を確認できます
「産後骨盤矯正」に関連した時に広告が出るように設定しておりました
そのため、ターゲットである「出産後の骨盤矯正に興味がある方」は
どのように検索しているかを把握できます
なぜターゲット正確性と本当のニーズがわかるのか!?
検索されたワードは売上アップの原石
みなさんも「検索」した事があるでしょうから、お分かり頂けるように
検索には
「実際の悩み」や「興味あること」
の知りたい事に対して
検索バーにそのまま打ち込んだり、文章の文字をわけて検索欄に打ち込みます
例
スペイン料理を簡単に作る方法を知りたい方は
「スペイン料理 簡単 作り方」
つまり、
ユーザーが何を気にしていて、何に悩み、具体的にどんな情報が知りたいのか
の貴重な情報を取得する事ができます
ターゲットとニーズを確認
その際に自社サイトはターゲットが商品を決定するにあたって
・しっかり知りたい情報を記載できているのか
・この商品はターゲットの悩みを解決できているのか
(例えば、低価格が売りの商品で販売していたが、検索語句からターゲットが求めるのは「値段よりスピード感」だった。など)
・自社の想定したターゲットにブレがあるのでないか
これらをしっかりと確認する事ができます
ツールだけでは確認できない
「キーワードプランナー」というGoogleが用意したものでも検索語句は確認できます
しかし、それらは大きい検索量があるものしかなく表示されず
リアルタイムの生のデータや、バリエーションがある細かい検索語句は表示されません
ブログの記事にして新規客を獲得できる
ブログの記事を書くのは何かしら、
自社にとって利益があるからです。
そのうちの1つに
ユーザーの悩みを理解して、解決してあげる事で「信頼と成約を獲得する」というものがあります
この会社は、私の悩みを解決してくれる
と感じて貰えばブログ記事から成約(購入や予約など)してもらえる可能性があります
ブログを書く際は、ユーザーの悩みを「想定」して書くことが多く、
的外れな事を書いてしまったり・会社本位の事を書いて、
ブログの成果が出ないまま無駄になってしまう可能性があります
ホームページなどのQ &Aやサイトの質をグレートアップさせる
効果があるのは、ブログだけはありません
消費者は購入するときに、「損をしたくない」という思考が働きます
そんな時リスティング広告で取得した語句から「Q &A」をサイトに記載したり、
サイトを検索語句から取得したデータを元にリニューアルしたりと
サイトの質をさらにグレードアップする事ができます
(例)産後の骨盤矯正の場合
クライアント様の広告で「産後矯正」というワードに関連した検索に対してリスティング広告を出稿しました
その一部に「ベルト」というワードが多く出てきました
つまり、接骨院・整体院で「整体」をして骨盤を矯正する他に、
消費者は「矯正ベルト」で矯正するという選択肢を考えているということになります。
矯正は「整体?」「ベルト?」
この場合では、サイトやブログで「整体とベルトのメリット・デモリット」を記載をすると
それに納得して選んでもらえたり、信頼を得る事ができます
また「帝王切開」というワードがあることから、
「産後の矯正する人」は通常の出産ではなく、帝王切開をした患者さんもいることから
その患者に向けての情報を記載してあげるとよりよくなります
「帝王切開の人は骨盤矯正は注意が必要」など
※上記はあくまでも例です
「自動化」と「絞り込み」で効率化
一般的な広告代理店の場合、エクセルなどのデータで数字だけの簡単なデータ報告が多いですが
弊社の場合、Google広告での報告レポート機能の中の一つに
「検索語句」という欄を設けております。
こちらからこの広告での「検索語句」を確認することができます
また
・「検索語句」がどのくらい検索された(人数)
・どの検索語句でサイトに訪問したか(クリック)
・どの検索語句で「成約」したか(コンバージョン)
これらの情報を確認できます.
また「表示回数」「クリック」「コンバージョン」の欄の部分をクリックすると
数字が多い順に並び変わります
広告の結果は自動かつリアルタイムで反映
広告のデータは運用中の広告アカウントと紐づいていますので、リアルタイムでデータをレポートで確認する事ができます
また現在だけでなく、過去のデータも確認できます
日付を指定すれば、好きな日にちのデータを確認してみてください
手順
レポートの右上の「期間を選択」をクリックして
①「自動期間」を選択
②決まった期間を選択
③適用をクリック
絞り込みでブログのネタリストが完成
そのままでも活用できますが広告を運用していくとたくさんの情報が溜まります
そこで一覧からワードを絞って絞り込むとスッキリして作りやすくなります
①をクリックして好きな条件をきます。迷った時は「次を含む」にしましょう
②すぐ横にワードを打ち込むと絞り込めます